全国修士論文展 公開討論会 トウキョウ建築コレクション2020


全国修士論文展受賞者

【グランプリ1点、審査員賞4点】
グランプリ 社会変容を背景とした建築家の新職能に関する基礎的考察-米国の事例を題材として-
岡本圭介(東京大学大学院 野城智也研究室)
倉方俊輔賞 明治期の浅草仲見世通りにおける掛店から煉瓦仲店への転換と店舗空間の変容過程に関する研究
増子ひかる(東京理科大学大学院 伊藤裕久研究室)
前真之賞 長野市における既存活用型高齢者施設の室構成の変化
有田一貴(信州大学大学院 寺内美紀子研究室)
山下哲郎賞 曲がり木の組手仕口加工システム開発
増村朗人(慶応義塾大学大学院 松川昌平研究室)
山田あすか賞 70年代ピーター・アイゼンマンの理論と実践:アカデミズムの系譜と活字媒体・写真による発信
星野拓美(東京大学大学院 加藤耕一研究室)
【ファイナリスト】
回遊式庭園における点群データを使用した空間体験の記述に関する研究
水谷蒼(千葉大学大学院 章俊華・三谷徹研究室)
ICT活用による学習空間・学習展開の弾力化に関する研究<
中野隆太(大阪市立大学大学院 横山俊祐研究室)
「領域」の観点からみた東京都区部にいける景観計画の再考
道家浩平(東京大学大学院 出口敦研究室)
貴族社会にみられる図書保存活動の解明
-文倉を中心とした保存による平安文化の成立と中世社会の誕生-
小野緋呂美(早稲田大学大学院 小岩正樹研究室)
都市の空閑地における建築的介入にみる時間的文脈と既存環境の再構成手法
織大起(東京工業大学大学院 奥山信一研究室)
全国論文展映像配信 2月29日13:00より

本日の予定
13:00 開会
13:10 第1ターム(3名)
13:50 第2ターム(3名)
14:30 第3ターム(4名)
15:20 休憩
15:40 討論会
17:00 休憩・審査員審議
17:30 授賞式
17:50 総評
18:00 閉会

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締切:2020年4月1日(月)受付分まで
提供:建築資料研究社
⇒ プレゼント申込はこちら

■エントリー期間:2020年2月14日(金)23:59まで
■本登録期間:2020年2月14日(金)23:59まで
■作品提出期限:2020年2月14日(金)必着

■提出要項
以下の《修士論文展/応募フォーム》よりエントリーしてください。
作品提出方法につきましては《修士論文展/提出要項》をダウンロードし、ご確認下さい。
ご不明点があれば(tokore.kenchiku@gmail.com)までご連絡ください。
※システムが混み合い登録返信にお時間がかかることがございます。ご了承下さい。

《修士論文展/応募フォーム》
《修士論文展/提出要項》
《修士論文展/フォーマット見本》
《修士論文展/フォーマットdocx》

修士論文展について

全国から集められた建築分野全般の修士論文の中から、審査員による一次審査(非公開)で選ばれた10点前後の論文の展示、公開討論会、総括セッションを行います。

一次審査を通過した論文のパネル展示を行います。開催される公開討論会では、建築分野の第一線で活躍されている方のみならず、デザイン、言説など様々な分野の第一人者をお招きして公開討論会を行います。
論文展の審査基準は今年度のテーマに沿って革新的であり、将来への可能性を秘めている論文を選定します。学術的な枠組みに捉われることなく、広く学生の立場から建築への問題提起を行うと同時に、建築を学ぶ後輩達への刺激を与える討論会を目指します。

論文とは書き上げて終わりではなく、その先にある自分の中にある思考や価値を見つける手がかりであり、またそれを社会に問いかける手段でもあります。発表者と異なる専門分野の先生方や出展者と活発な議論を行うことで、大学や分野ごとに完結してしまいがちであった論文の可能性を社会の中での展開価値について考えていきます。

■会期・会場
【展示会】
日時|2020年2月25日(火)―2020年3月1日(日)入場無料
場所|代官山ヒルサイドフォーラム

【公開審査会】
日時|2020年2月29日(土)入場無料
場所|代官山ヒルサイドプラザ

■審査員

審査員長

倉方俊輔

建築史家。1971年東京都生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院修了。伊東忠太の研究で博士号を取得し、2011年から大阪市立大学准教授。日本の近現代建築の研究と並行して、『東京モダン建築さんぽ』(エクスナレッジ)、『建築の日本—その遺伝子のもたらすもの』(建築資料研究社)、『伊東忠太著作集』(ゆまに書房)などの著書の執筆、メディア出演、日本最大の建築公開イベント「イケフェス大阪」実行委員、Ginza Sony Park Projectメンバーを務めるなど、建築の価値を社会に広く伝える活動を行っている。日本建築学会賞(業績)(2016年)、日本建築学会教育賞(2017年)受賞。

 

審査員

前真之(モデレーター)

東京大学工学系研究科建築学専攻 准教授
1975年生まれ 博士(工学)
’98年東京大学工学部建築学科卒業
’03年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 博士課程修了
 同年日本学術振興会特別研究員
’04年建築研究所研究員、東京大学寄付講座客員助教授を経て現職

学生のころから一貫して住宅のエネルギーを研究
自立循環住宅総プロや住宅省エネ基準改正では給湯・コジェネを担当し、使用実態に基づいた機器の試験・評価方法を構築する
エコハウスの全国調査を通して得た温熱環境やエネルギーの実体験により、設計時の「基本」が大切と痛感
現在では学生と共に、自然エネルギー活用による「無暖房・無給湯」にいたる真のエコハウスを追い求めている

 

山下哲郎

工学院大学建築学部建築学科教授。1965年兵庫県生まれ。京都大学工学部建築学科卒業後、1991年同大学大学院修士課程修了。同年株式会社巴組鐵工所(現株式会社巴コーポレーション)入社。鉄骨大空間構造の設計・施工に携わった後、2007年工学院大学に移籍、現在に至る。博士(工学)。専門:空間構造・鋼構造。主な著書(いずれも共著)「シェル・空間構造の基礎理論とデザイン」(京都大学出版会、2019)「ラチスシェル屋根構造設計指針」(日本建築学会、2016)「耐震構造の設計」(日本建築学会関東支部、2012)など

 

山田あすか

東京都立大学大学院工学研究科博士課程修了、学位取得。立命館大学理工学部建築都市デザイン学科講師等を経て、現職は東京電機大学未来科学部建築学科教授。著書に、『ひとは,なぜ,そこにいるのか -「固有の居場所」の環境行動学』(青弓社)、『テキスト建築計画』(学芸出版社)、『建築設計テキスト 高齢者施設』(彰国社)、等。受賞歴に、日本建築学会賞『医療・福祉施設における利用者本位の建築計画に関する一連の研究 -環境行動、施設計画、制度と都市環境のスケールを縦断して』(2018)、第12回関東工学教育協会業績賞『医療・福祉施設における「環境づくり」の実践』(2018)、第8回キッズデザイン賞審査委員長特別賞『環境づくりのリゾームサイト』(2014)、等。

 

 

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