【目的】
全国の修士学生による修士設計・修士論文を集め日本初の全国規模の修士設計・論文展を行った2007年以降、展覧会を存続・発展させながら「トウキョウ建築コレクション」は今回で 20年目を迎えます。

当展覧会は多くの来場者に恵まれると同時に、その成果が書籍化されたことにより広く社会に開かれた展覧会にできたと感じております。また、出展してくださる学生も年々増え、その規模は国外にも波及する兆候を見せており、本展覧会は建築業界にとって益々大きな役割を担うと自負しております。

トウキョウ建築コレクションは初年度から一貫して「修士学生の研究をもとに、建築額における分野を超えた議論の場を作り出し、建築業界のみならず社会一般に向けて成果を発信していくこと」 を目標として活動してきました。

20年目となる今年のトウキョウ建築コレクションでは、「継往開来」をテーマに掲げました。この言葉は、過去から受け継いだものを礎とし、それを発展させながら未来を切り開く姿勢を意味します。この20年の間に、技術は目覚ましく進化し社会の価値観も大きく変容しました。そうした時代のうねりの中で、建築は過去の空間や思想を読み解き、未来に応答するための新たな視座が求められています。過去を跳躍のための足掛かりと捉え、次の時代にどのような空間が生み出されうるのか、まだ見ぬ建築の可能性を見つめなおす場を目指します。

展覧会の成果は例年と同様、書籍化することを前提に活動しております。本展覧会が今後も長期に渡り持続し、時代性を持った「コレクション」が集積され「アーカイブとしての価値を持つことで、建築の発展に寄与できる展覧会へと成長することを目指します。

トウキョウ建築コレクション実行委員会一同